ソフトリセット【soft reset】ソフトリブート/soft reboot
概要
ソフトリセットとは、コンピュータや情報機器の再起動方式の一つで、ソフトウェアの制御によりオペレーティングシステム(OS)を終了させ、即座に起動しなおすもの。利用者の操作やアプリケーションからの要求に基づいて行われ、電源を物理的に切断する「ハードリセット」に比べてデータ消失やファイル破損の恐れが低い。

利用者がOSの再起動操作を指示すると、実行中のアプリケーションが終了し、必要に応じて利用者にデータ保存を促した上で、各種サービスやデバイスドライバを停止する。続いてファイルシステムの整合性を保つための終了処理を行い、電源断と同じ状態にしたあと、システムを初期化してOSを再び起動する。
ソフトリセットは、システムの動作が不安定になり起動直後の状態に戻したい場合や、ソフトウェアの追加・更新、設定変更をシステムに反映させたい場合に行われることが多い。OS自体やライブラリ、ミドルウェアなどの更新では、使用中のシステムファイルを置き換えることが多く、再起動が必須となる場合がある。
コンピュータなどの起動方式には、電源投入時と同様に内部装置の自己診断などのプロセスをすべて行う「コールドブート」と、すでに装置が稼働していることを前提に検査などを省いて直ちにOSの起動に移る「ウォームブート」の2種類がある。以前はソフトリセットを行うとウォームブート、シャットダウンからの電源投入を行うとコールドブートとなるのが一般的であった。
近年のOSには、次回起動時にウォームブート可能な状態を保ったままシャットダウンする「高速スタートアップ」機能を備えるものがある。この機能が有効な場合、シャットダウンからの起動はウォームブートとなり、逆に再起動操作の方がシステムの更新内容を確実に反映させるためコールドブートを行うことがある。ソフトリセットと再起動操作が必ずしもウォームブートを意味しなくなっている。なお、システムがフリーズしてソフトウェア側からの操作を一切受け付けない状況に陥った場合はソフトリセットも不可能となり、本体のリセットボタンによるハードリセットや電源ボタンによる電源断からの再起動が必要となる。
(2026.7.4更新)