アドレスバス 【address bus】

概要

アドレスバス(address bus)とは、コンピュータ内部で装置間を結ぶ共用のデータ伝送路(バス)の一部で、データの読み書きをメインメモリI/O(入出力装置)上のアドレス(所在地)信号の伝送をうためのもの。

バスコンピュータを構成するCPUマイクロプロセッサ/MPU)やメインメモリRAM)など複数の装置を互いに結び、相互にデータを送受信することができる主要なデータの伝送路である。

一つのバスは複数の信号線で構成されるが、このうち、CPUが読み書きしたいデータの所在地(アドレス)をメモリI/Oなど外部の装置に伝達するための信号を流すものをアドレスバスという。

アドレスバスが一回の伝送で何ビットデータを送れるかをアドレスバス幅と呼び、このが大きいほどCPUが広いアドレス空間に直接的にアクセス可能になる。例えば、16ビット幅の場合は64KB(216バイト)まで、32ビット幅では4GBまで、64ビット幅では16EBエクサバイト、2の60乗)まで単一の領域として管理することができる。

一方、装置間で送受信するデータ本体の伝送に用いられるものは「データバス」(data bus)、タイミングなどの制御信号を伝送するためのものは「制御バス」「コントロールバス」(control bus)と呼ばれ、これらの組み合わせによってバスが構成される。

(2020.3.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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