ベースレジスタ 【base register】 基底レジスタ / ベースアドレスレジスタ / base address register

概要

ベースレジスタ(base register)とは、マイクロプロセッサ(MPU/CPU)内部の記憶装置であるレジスタの一種で、アクセスしたいメインメモリ上の番地(アドレス)の基準値や先頭位置を記憶しておくためのもの。

メモリ上に展開されたある大きさのデータプログラムを扱う際に、その先頭の番地(ベースアドレス)を格納するために用いられる。通常はそのプログラムの先頭位置を格納する。

CPUへの命令の中で、扱うデータメモリ上の位置を指示する際、命令のアドレス部のにベースレジスタのを加えたものを用いる方式を「ベースアドレス指定」(基底アドレス指定)という。データの位置をプログラムの先頭からの相対位置で指定することにより、プログラムメモリ上のどこに置かれてもプログラムを改変せずに同じようにデータアクセスすることができるようになる(再配置可能)。

(2020.6.27更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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