GHz 【gigahertz】 ギガヘルツ
概要
GHz(gigahertz)とは、周期的な現象の頻度を表す単位の一つで、1秒あたり何十億回起きるかを示したもの。1GHzは毎秒10億回を意味し、周波数や振動数の単位として用いられる。周波数や振動数を表す基本となる単位は「Hz」(Hertz:ヘルツ)で、1Hzは毎秒1回を意味する。これに10億倍を表す接頭辞「ギガ」(G:Giga-)を付け加え、毎秒10億回を1とした単位をGHzという。1GHzは10億Hzに相当する。
電波の場合、周波数がGHzで表される範囲のものを「ギガヘルツ帯」あるいは「ギガヘルツ波」と呼ぶことがある。波長を基準に「極超短波」(UHF)「センチ波」「ミリ波」に分類され、携帯電話や無線LAN(Wi-Fi)、テレビ放送、衛星放送・通信、レーダー、電子レンジなどに使われている。
電子回路や半導体チップの同期信号の周波数などでも用いられる。近年ではコンピュータのマイクロプロセッサ(MPU/CPU)の性能向上に伴い、クロック周波数をGHzで表すのが一般的になってきている。
(2021.3.3更新)