CPU使用率 【CPU utilization】 CPU usage / CPU利用率 / CPU負荷率

概要

CPU使用率(CPU utilization)とは、コンピュータで実行中のプログラムCPU(MPU/マイクロプロセッサ)の処理時間を占有している割合。また、その総和。

ある単位時間のうち、オペレーティングシステムOS)やアプリケーションソフトが何らかの処理を実行している時間の割合を意味し、実行状態にある個々のプログラムプロセス)について言う場合と、すべてのプログラムの使用率の合計を指す場合がある。

使用率が0%の場合は何も実行されず待機状態となっており、100%の場合はCPUがフル稼働して何らかの処理をい続けていることを意味する。

100%になったまま下がらない場合は、処理能力を超えた膨大な処理要求が溜まっているか、脱出できない無限ループ実行されているなど、不正常な状態に陥っている可能性があり、最悪の場合は利用者の操作や外部からの呼びかけに応答しなくなることもある。

ただし、近年のCPUOSのほとんどはプリエンプティブマルチタスクを採用しているため、見かけ上100%になっても強制的にプログラム実行を中断して他に切り替えることができ、応答に反応しなくなる事態は稀である。また、サーバ向けのソフトウェアなどでは使用率の上限を設定してそれ以上は使わせないようにする機能を持ったものもある。

(2019.9.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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