MIPS 【Million Instructions Per Second】

概要

MIPS(Million Instructions Per Second)とは、コンピュータの処理速度をあらわす単位の一つで、毎秒何百万回の命令を実行できるかを表す。1MIPSのコンピュータは、1秒間に100万回の命令を処理できる。主にマイクロプロセッサの性能を反映するため、プロセッサの性能指標として扱われることもある。

命令の体系(命令セットアーキテクチャ)の異なるプロセッサの間では、一つの命令で実行できる内容に違いがあり、同じ内容の処理をうのに何命令要するかが異なるため、MIPSは同じ命令セットプロセッサ互換性のあるプロセッサ)同士でなければ比較できない。

GIPS (Giga-IPS/billion instructions per second)

コンピュータの処理速度をあらわす単位の一つで、毎秒何十億回の命令を実行できるかを表す。1GIPSのコンピュータは、1秒間に10億回の命令を処理できる。MIPSの1000倍に相当する単位。主にマイクロプロセッサMPU/CPU)の性能を反映するため、プロセッサの性能指標として扱われることもある。

MIPS同様、命令の体系(命令セットアーキテクチャ)の異なるプロセッサの間では単純に比較することはできず、同種のプロセッサの製品モデルや世代による違いを比較するのに用いることが多い。

(2018.1.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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