汎用レジスタ 【general register】 ジェネラルレジスタ

概要

汎用レジスタ(general register)とは、マイクロプロセッサ(MPU/CPU)内部の高速な記憶装置であるレジスタの一種で、状況に応じて様々な用途に用いることができるもの。一般的なプロセッサでは十個程度用意されていることが多い。

特定の用途や機能を一切持たず、プログラム次第でどのように使うこともできるものと、特定の命令では用途が決まっているものの、それ以外の命令では他の用途に使い回すことができるものがある。

いくつかの手順を組み合わせた複雑な計算を行う際に途中の値を一時的に保持したり、処理に必要なメモリアドレスを格納したりするのに使われることが多い。

汎用レジスタをうまく活用することで処理に必要なデータやアドレスをメモリから読み出したり、メモリに書き出す回数を減らすことができ、実行速度の向上を図ることができる。

(2020.3.23更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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