同期I/O 【syncronous I/O】 ブロッキングI/O / blocking I/O

概要

同期I/O(syncronous I/O)とは、コンピュータ内部のCPU周辺装置データ入出力(I/O)において、データの送受信の完了を待ってから他の処理を開始する方式。

CPUI/O処理を始めると他の処理はいったん停止し、送受信が完了してから続きの処理を開始・継続する。I/Oが他の処理と同じ流れに組み込まれるため制御は単純だが、I/Oのたびに他の処理も止まるためシステム全体の総合的な性能や処理効率は低い。

一方、I/O処理で外部の装置から応答を待っている間などにも他の処理を進める制御方式を「非同期I/O」あるいは「ノンブロッキングI/O」という。制御が複雑になるためI/O処理そのものの性能は同期I/Oの方が優れているが、対話的に操作するシステムなどでは利用者の待ち時間が問題となるため非同期I/Oの方が好まれる。

(2023.12.15更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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