読み方 : せいぎょそうち
制御装置【control unit】

コンピュータの制御装置
コンピュータを構成する装置のうち、他の装置の制御を行うものを制御装置と呼ぶ。演算装置、記憶装置、入力装置、出力装置と合わせてコンピュータの五大装置という。
現代のコンピュータではほとんどの場合、演算装置と共に中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)という装置の一部として実装される。また、CPUはマイクロプロセッサ(MPU:Micro-Processing Unit)と呼ばれる単一の半導体集積回路(ICチップ)の形で提供されている。
制御装置は演算装置やレジスタ(CPU内部の記憶回路)を操作して命令の実行制御を行ったり、メインメモリ(RAM)などの記憶装置とプロセッサ間のデータや命令の読み出しや書き込みの制御、外部の装置との信号の入出力制御などを行う。
初期のコンピュータの設計では演算装置とは独立・分離していたが、現代のプロセッサにおいては両者が統合されて一体的に設計されるため、両者の区別にはほとんど意味がなくなり、「実行ユニット」「プロセッサコア」のような用語で呼ばれることも多い。
(2019.11.21更新)
「制御装置」の関連用語
他の用語辞典による「制御装置」の解説 (外部サイト)
- ウィキペディア「制御装置」
- Programming Place Plus 用語集「制御装置」
- TechTerms.com (英語)「Control Unit」
- Techopedia (英語)「Control Unit」
- PC Magazine (英語)「control unit」
資格試験などの「制御装置」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平21秋 問72】 コンピュータを構成する一部の機能の説明として、適切なものはどれか。