オペコード 【opcode】 operation code
概要
オペコード(opcode)とは、マイクロプロセッサ(CPU/MPU)に与える機械語の命令の識別番号。そのプロセッサの命令の体系を定義する「命令セットアーキテクチャ」(ISA:Instruction Set Architecture)で定められている。コンピュータ内部のCPUが直に実行するプログラムは機械語(マシン語)による命令(instruction)を並べて記述されるが、実行する命令の種類を指定するコードのことをオペコードという。
例えば、米インテル(Intel)社の8086プロセッサにおいて、指定されたレジスタの値を指定されたメモリ番地に書き込む命令は「10001000」というビット列で表され、十進表記では「136」、16進表記では「88」となる。
オペコード単体で実行可能な命令もあるが、命令が操作する値や対象(メインメモリの番地など)を指定する必要がある場合もあり、これを「オペランド」(operand)という。オペコードとオペランドの組み合わせで一つの命令が構成される。オペランドの数は命令ごとに決まっており、多くても3つ程度である。
オペコードはプロセッサの種類によって固定長(多くの場合1バイト)の場合と、可変長(例えば、1バイトまたは2バイト)の場合がある。1バイト固定長のオペコードのことを特に「バイトコード」(byte code)と呼ぶことがある。バイトコードは最大で256種類の命令を扱うことができる。
(2020.2.19更新)