制御バス 【control bus】 コントロールバス

概要

制御バス(control bus)とは、コンピュータ内部のデジタル信号の伝送路(バス)の一部で、データの読み書きのタイミングなど、装置の動作の制御に関する信号を伝達するためのもの。

コンピュータ内でCPUと各種の装置やチップ間を結ぶ共用のデータ伝送路を「バス」(bus)という。制御バスは装置間で入出力を行うタイミングを伝達したり、メインメモリRAM)からの読み出しなのか書き込みなのかを指示したり、制御に必要な情報を伝送する。

これに対し、データ本体を伝送するためのものは「データバス」(data bus)、データの読み書きを行うメモリ上のアドレス(所在地)信号の伝送を行うものは「アドレスバス」(address bus)と呼ばれ、これらの組み合わせによってバスが構成される。

(2023.4.17更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。