クロストーク 【crosstalk】 XT / 漏話 / 混線 / 遠端漏話 / FEXT / Far-End Crosstalk / 近端漏話 / NEXT / Near-End Crosstalk
電話線のように金属線に電気信号を流して通信する回線で起きるもので、複数のケーブルを束ねたり、ケーブル内に複数の信号線が通っている場合に、それらの間で電磁的な干渉が起こり、別の回線の通話内容が流れてきたり、伝送中のデータが別のものに置き換わったり失われたりする。
互いに同じ方向に信号を伝送している信号線間で発生する(影響が伝送先で検出される)クロストークのことを「遠端漏話」(FEXT:Far-End Crosstalk)、互いに逆方向に信号を伝送している信号線間で発生する(影響が伝送元で検出される)クロストークを「近端漏話」(NEXT:Near-End Crosstalk)という。
クロストークを軽減するため、対になる2本の信号線を撚って、外部からのノイズの影響や自らが発する電磁波の放射を互いに打ち消し合うようにした「ツイストペアケーブル」(撚り対線)や、信号線を絶縁体で包み、その外側に金属製のホイルやメッシュで覆いをして電磁波を遮断する「シールドケーブル」などが用いられる。
(2024.1.19更新)