読み方 : アールティーシー
RTC【Real-Time Clock】リアルタイムクロック/カレンダークロック
概要

RTCはボタン電池などコンピュータ本体の電源系とは独立した電源を持ち、電源オフ時にも止まらずに時を刻み続けることができる。電池消費を抑えるため、外部電源が利用できる場合はこれを利用するよう設計されている場合もある。
一般的なRTCは現在日時を年月日、時分秒の組み合わせてとして出力する。機種によっては曜日やミリ秒を得ることができるものもある。うるう年は自動補正できるが、うるう秒は事前にいつ生じるか分からないため自律的に補正することはできない。
RTCの精度はミリ秒単位であるのに対し、現代のマイクロプロセッサ(CPU/MPU)のタイマー機能はマイクロ秒以下の精度で動作する。現代的なOSの多くは時刻をより精密に管理するため、起動時に一度だけRTCから現在日時を読み取り、以降はタイマー機能で測定した起動時からの積算時間を足し合わせて現在時刻としている。
(2018.5.4更新)
「RTC」の関連用語
他の用語辞典による「RTC」の解説 (外部サイト)
- ウィキペディア「リアルタイムクロック」
- EDN Japan Q&Aで学ぶマイコン講座「RTC」
- WhatIs.com (英語)「RTC」
- Techopedia (英語)「Real-Time Clock」
- PC Magazine (英語)「RTC」
資格試験などの「RTC」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平29修12 問23】 RTC(Real-Time Clock)の説明として,適切なものはどれか。