シリアルケーブル 【serial cable】

概要

シリアルケーブル(serial cable)とは、コンピュータ周辺機器通信機器などを接続するシリアル通信用のケーブル。コンピュータ本体のシリアルポート周辺機器の筐体側面や背面のコネクタに両端を差し込んで通信する。

シリアル通信には様々な種類があるが、単にシリアルケーブルといった場合はRS-232C通信うためのケーブルを指す場合が多い。コネクタ形状はD-Sub9ピン(DE-9)かD-Sub25ピン(DB-25)がよく用いられる。

ヌルモデムケーブル (null modem cable)

コンピュータシリアルポート同士、あるいはモデム同士を接続するのに使われるRS-232Cクロスケーブルをヌルモデムケーブルという。

通常のシリアルケーブル(ストレートケーブル)はコンピュータ周辺機器を接続するもので、内部の信号線がストレート結線されているため、同じ機器同士の接続に使うと送信端子同士、受信端子同士が接続されてしまい通信できない。

ヌルモデムケーブルは内部で配線がクロス(交差)結線されてるため、同種の機器同士の送信側と受信側を繋ぎ合わせ、正しく通信できるようになっている。

(2018.12.6更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる