プロセッサ 【processor】
概要
プロセッサ(processor)とは、処理装置、処理機、加工業者などの意味を持つ英単語。ITの分野では、一定の手順に基づいてデータを変換・演算・加工する機能を持った装置やソフトウェア、システムなどのことをプロセッサという。扱う処理の種類や対象によって「○○プロセッサ」のように用いる。マイクロプロセッサ
単にプロセッサといった場合は、コンピュータの構成要素のうち、データの演算や変換、プログラムの実行、他の装置の制御などを担う処理装置のことを指すことが多い。この意味では「PU」(Processing Unit:プロセッシングユニット)も同義。
特に、コンピュータ全体の制御を司る「CPU」(Central Processing Unit:中央処理装置)や、その機能を小さなICチップに集積した「MPU」(Micro-Processing Unit)あるいは「マイクロプロセッサ」(microprocessor)のことをプロセッサと呼ぶことが多い。
また、CPUの働きを補助あるいは肩代わりし、特定の処理や演算の遂行に特化したプロセッサが用いられることもある。画像処理を行うための「グラフィックスプロセッサ」(GPU:Graphics Processing Unit)や実数計算を高速に処理する「数値演算コプロセッサ」(FPU:Floating-Point Unit)などである。
(2020.1.2更新)