読み方 : ヒットりつ
ヒット率【hit ratio】キャッシュヒット率/cache hit ratio
概要

キャッシュメモリは直近にメインメモリから読み出したデータを一時的に保管しておく高速な記憶装置で、そのデータが再度必要になった際にはメモリより遥かに高速に読み出すことができるが、容量が少ないためすべてのデータを取っておけるわけではない。
CPUがデータを読み出す際にキャッシュメモリ上にそのデータが存在する確率をヒット率と呼び、キャッシュの容量やキャッシュに残すデータの選び方(アルゴリズム)などに影響を受ける。
NFP (Not Found Probability)
CPUが過去に読み出したことのあるメモリ領域のデータを読み出す際、当該データがキャッシュメモリに残っていない確率をNFP(Not Found Probability)という。ヒット率とNFPの和は1となる。
NFPはヒット率とは逆にキャッシュメモリからデータを読み出すことができず、メインメモリに読みに行くことになる割合を表す。この値が高いほどデータの読み出し性能は低下する。
CPUによるデータ読み込みの平均アクセス時間は「キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率+メインメモリのアクセス時間×NFP」で求めることができる。
関連用語
他の辞典等による「ヒット率」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「ヒット率」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【令7修7/令6公/令4修1/平29修6/平27修7/平25春/平22春】 図に示す構成で,表に示すようにキャッシュメモリと主記憶のアクセス時間だけが異なり,他の条件は同じ2種類のCPU XとYがある。
【令2修12/平30修6/平26春/平24秋】 主記憶のアクセス時間が60ナノ秒,キャッシュメモリのアクセス時間が10ナノ秒であるシステムがある。キャッシュメモリを介して主記憶にアクセスする場合の実効アクセス時間が15ナノ秒であるとき,キャッシュメモリのヒット率は幾らか。