データ量 【data quantity】 データ長 / data length

概要

データ量(data quantity)とは、ある情報を記録するのに必要とするデータの大きさ。一般的には情報を特定の形式のデジタルデータで表したときのビット数やバイト数を指す。

データはそれ自体には物理的な実体はないが量の概念があり、多いほどたくさんの情報や信号を表現することができる。デジタル化されたデータは2進数の「0」または「1」を並べたビット列として表現されるため、データ量のことをビット列の長さという意味で「データ長」(data length)とも呼ぶ。

データ量の単位としては「ビット」(bit)をそのまま用いる。1ビットデータは1桁の2進数の値に相当し、「0」または「1」の2通りの状態のいずれかを指す。データ量が8ビットならば28で256通り、16ビットならば216で65,536通りの状態を取り得る。

実用上は8ビットを一つの単位とした「バイト」(byte)を用いることが多く、また、大きな数を表すときは物理量と同じように「キロ」(kilo/1000倍)、「メガ」(mega/100万倍)、「ギガ」(giga/10億倍)、「テラ」(tera/1兆倍)、「ペタ」(peta/1000兆倍)などの接頭辞を先頭につける。例えば、「1ギガバイト」(1GB)であれば10億バイト、80億ビットに相当する。

(2025.2.26更新)

試験出題履歴

ITパスポート試験 : 平23秋 問78 平22秋 問83
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。