LIF 【Low Insertion Force】 LIFソケット / LIFコネクタ

概要

LIF(Low Insertion Force)とは、電子部品のコネクタソケットの結合部の仕組みの一つで、わずかな力で抜き差しができるよう工夫されたもののこと。

単純に指で押し込んだり引っ張ったりして端子を脱着するコネクタ形状は、ICチップや小型の電子部品のような多数の細い金属ピンのが並んだ構造だと力を加えた時に一部のピンが脱落したり曲がったりしやすい難点がある。

LIFをこれを防ぐために考案されたもので、摩擦を軽減してピンが滑り込みやすくしたり、電極に板ばね状の部品を採用するなどして、通常よりもピンの着脱に必要な力を軽減している。無理な力を加えてピンが損傷したり、逆に差し込みが甘くて接触不良になるのを防ぐことができる。

LIFはノートパソコンなどに内蔵する小型のSSD製品などに採用例がある。類似の技術に、コネクタや部品自体に直接は力を加えず、脇に設置されたレバーの上げ下げで着脱をう「ZIF」(Zero Insertion Force)がある。

(2022.2.18更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる