LIF 【Low Insertion Force】 LIFソケット / LIFコネクタ
単純に指で押し込んだり引っ張ったりして端子を脱着するコネクタ形状は、ICチップや小型の電子部品のような多数の細い金属ピンのが並んだ構造だと力を加えた時に一部のピンが脱落したり曲がったりしやすい難点がある。
LIFをこれを防ぐために考案されたもので、摩擦を軽減してピンが滑り込みやすくしたり、電極に板ばね状の部品を採用するなどして、通常よりもピンの着脱に必要な力を軽減している。無理な力を加えてピンが損傷したり、逆に差し込みが甘くて接触不良になるのを防ぐことができる。
LIFはノートパソコンなどに内蔵する小型のSSD製品などに採用例がある。類似の技術に、コネクタや部品自体に直接は力を加えず、脇に設置されたレバーの上げ下げで着脱を行う「ZIF」(Zero Insertion Force)がある。
(2022.2.18更新)