bpp 【bits per pixel】 ビット毎ピクセル

概要

bpp(bits per pixel)とは、画面や画素の色数(色深度)を表す単位。一つの画素(ピクセル)を何ビットの色情報で表すかを示したもの。

1bppは色情報を1ビットで表すことを意味し、2つの色が利用できる。一般的には白と黒の2色(白黒画像、モノクロ2値画像)を扱うことができる状態を表すことが多い。2bppなら22で4色、8bppなら28256色となる。

フルカラー

光の三原色である赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の3要素(RGB)についてそれぞれ8ビット(256階調)の色情報を持つ24bpp(1677万7216色)のことを「フルカラー」(full color)あるいは「トゥルーカラー」(true color)という。

これは写真などを表示した時に人間の目で見てほぼ不自然さを感じない色数とされ、様々な画像形式で広く採用されている。各色8ビット透明度などを表す「アルファチャンネル」と呼ばれる特殊な領域を8ビットを追加して32bppとしたものをトゥルーカラーとする場合もあり、画像編集ソフトなどで用いられることがある。

インデックスカラー

8bpp(256色)のような浅い色深度では、色情報を原色の強さなどのパラメータの組み合わせではなく、色の識別番号とすることが多い。それぞれの色番号がどのような色になるのかは「カラーパレット」(color palette)と呼ばれるデータで別に定義される。このような方式を「インデックスカラー」(indexed color)という。

カラーパレットには「色番号0番は、24bppの形式で赤が0、緑が255、青が127の色である」といった情報が色番号の数だけ列挙されており、画像データを読み込んで表示する際にはこの対応関係に基づいて各画素の実際の色を決定していく。

(2023.9.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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