読み方 : アクティブアクティブこうせい
アクティブ/アクティブ構成【運用待機型】ロードバランスクラスタ
別名 :負荷分散クラスタ/両現用構成/Active-Active構成/ACT-ACT構成
アクティブ/アクティブ構成とは?
同じシステムを複数用意して耐障害性を高めたシステムで、すべての系統を常に同時に稼動させる方式。すべての系統が通常時から実際の処理を受け持ち、一部が停止した場合は残りの機器が肩代わりする。

同じ機能の複数の機器に処理を分散する方式で、負荷分散と障害対策を同時に実現できる。ロードバランサなどを介してリクエストを複数のノードに振り分けることで、単一のサーバでは対応しきれない処理量をさばける。アクティブ/スタンバイ構成では待機系の資源が通常時に利用されないのに対し、アクティブ/アクティブ構成ではすべての機器が稼働するため、資源を無駄なく活用できる。
いずれかのノードで障害が発生した場合は、残りのノードが処理を引き継いで稼働を継続する。このとき残存するノードに負荷が集中するため、一部が停止してもシステム全体の処理を賄えるよう、あらかじめ余裕を持たせた設計が求められる。修復後は再び稼働系に復帰し、処理を分担する。
複数のノードが同一データを同時に読み書きする可能性があるため、データの整合性の管理はアクティブ/スタンバイ構成より複雑になる。書き込みの競合を防ぐための排他制御や、ノード間でデータを同期するレプリケーションの設計が必要となる。
また、ネットワーク分断などにより各ノードが互いに相手の停止を誤認して独立稼働する「スプリットブレインシンドローム」が発生する恐れがあり、クラスタソフトや監視機構と組み合わせて運用されることが多い。大規模なWebサービスや金融システム、通信インフラなど、高い可用性と処理能力が求められる用途で採用されている。