テラバイト 【terabyte】 TB / TByte / Tバイト / TBytes
SI単位系の接頭辞は1000(103)倍ごとに規定される(1テラヘルツは1兆ヘルツ等)ため、この定義によれば1テラバイトは1兆(1012)バイトとなるが、情報技術の分野では2の倍数や2のべき乗の方が取り扱う上で都合が良いことが多いため、慣用的に1024倍(210)ごとに接頭辞を切り替えることがあり、その場合は1テラバイトが240バイトとなる。
テラビットとの関係
1テラバイトはビットに換算すると8テラビット(terabit)に相当する。「TB」のように大文字の「B」をバイト、「Tb」のように小文字の「b」をビットとして書き分ける場合もあるが、データ量の単位としてはバイトの方が使う機会が多いため、テラビットを「Tbit」とすることが多い。
テラバイト毎秒
1秒あたり何テラバイト伝送できるかを表す通信速度の単位を「テラバイト毎秒」と呼び、「TB/s」(terabyte per second)と表す。通信速度はビット毎秒で表す機会が多いため、「テラビット毎秒」(Tbps:terabit per second)との混同を避けるためテラバイト毎秒を「TByte/s」のように表記することもある。
テビバイト (TiB:tebibyte)
バイトの240倍を表す単位として「テビバイト」(TiB:tebibyte)がある。「テビ」(tebi)は “tera-binary” (テラバイナリ)の略で240倍を表す接頭辞。
IT分野で「テラ」は1012倍と240倍の意味が混在して混乱していたため、IEC(国際電気標準会議)が240倍のみを意味する接頭辞としてテビを制定し、テラは本来の定義通り1012倍のみを表すよう勧告した。ビットの240倍は「テビビット」(tebibit)、バイトの240倍は「テビバイト」(tebibyte)となる。
(2021.6.11更新)