kHz【kilohertz】キロヘルツ

概要

kHz(kilohertz)とは、周期的な現象の頻度を表す単位の一つで、1秒あたり何千回起きるかを示したもの。1kHzは毎秒1000回を意味し、周波数や振動数の単位として用いられる。

周波数や振動数を表す基本となる単位は「Hz」(Hertzヘルツ)で、1Hzは毎秒1回を意味する。これに1000倍を表す接頭辞キロ」(k:kilo-)を付け加え、毎秒1000回を1とした単位をkHzという。1kHzは1000Hzに相当する。

音波の周波数は(実用上は)数万Hz程度までであるため、音響などの分野では音の周波数の表示にkHzを用いることがある。人間の可聴音は20Hzから20kHz(2万Hz)程度と言われ、これを超えるものは超音波と呼ばれる。動物の中にはこれより低い音や高い音が聞こえるものもいる。

電波の場合、周波数がkHzで表される範囲のものを「キロヘルツ帯」あるいは「キロヘルツ波」と呼ぶことがある。波長を基準に「超長波」(VLF)「長波」(LF)「中波」(MF)に分類され、電波時計やAMラジオ放送などに使われている。

(2021.3.3更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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