ワード 【word】

概要

ワード(word)とは、語、単語、言葉、発言、指示、便りなどの意味を持つ英単語。IT分野ではデータ量の単位やワープロソフトの名称などを指すことがある。

コンピュータの扱うデータ量の単位の一つに「ワード」がある。絶対的な量が決まっている単位ではなく、CPUオペレーティングシステムOS)の種類などに応じて大きさが異なる。

基本的にはコンピュータ内部のCPUバスなどの装置や、OSプログラミング言語処理系などが「一回の処理で扱うことができるデータ量」を指すことが多く、16ビットCPUでは16ビット2バイト)、32ビットCPUでは32ビット(4バイト)などとされることが多い。

かつては12ビットや36ビットなど、バイト単位ではない量を1ワードとして処理するコンピュータもあった。Windowsのように、CPUの構造や機種の違いなどによらず、常に16ビットを1ワードなどと固定する場合もある。

ワードの2倍の量を表す単位を「ダブルワード」(double word、DWORD)、あるいは「ロングワード」(long word)、4倍を表す単位を「クワッドワード」(quadraple word、quadword、QWORD)あるいは「ロングロングワード」(long long word)と呼ぶことがある。

Microsoft Word

マイクロソフトMicrosoft)社がオフィスソフトMicrosoft Office」「Microsoft 365」の一部として提供しているワープロソフトを「Microsoft Word」(マイクロソフト・ワード)という。最も普及している標準的な文書編集ソフトであり、日本ではITの文脈で単に「ワード」と発する場合はこのMicrosoft Wordを指すことが多い。

(2023.11.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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