オールフラッシュストレージ 【AFA】 All-Flash Array / フラッシュアレイ

概要

オールフラッシュストレージ(AFA)とは、SSDなどのフラッシュメモリを用いたストレージ(外部記憶装置)を複数台統合して一体的に運用し、読み書き速度の向上や信頼性能向上などを図った製品。業務用システムなどで用いられる。

ハードディスクではディスクアレイと呼ばれる製品・システムをフラッシュメモリストレージで再現した製品カテゴリーで、機器の構成から低速な磁気ディスクが排除されているため極めて高速に読み書きできる。さらに、複数の記憶装置データ分散して同時に読み書きすることで、データ転送の高速化を図っている。

また、ディスクアレイ同様、書き込み時に誤り訂正符号を生成して分散して記録するRAID技術を利用することができ、一部の装置が破損しても停止せずに交換し、記録内容を保全することができる。

普及型の製品では汎用SSDを装着して運用するものもあるが、主に大規模・高性能な製品を中心に、フラッシュメモリチップを実装した専用のモジュールを用いる製品もある。メモリチップ磁気ディスク装置より極めて小さく薄いため、独自モジュール型製品では容量あたりの設置面積を大きく縮小する効果も見込める。

(2020.3.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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