ppi 【pixels per inch】 ピクセル毎インチ
概要
ppi(pixels per inch)とは、主にディスプレイで使われる解像度の単位で、幅1インチ(約2.54cm)あたりに何個の画素(ピクセル)を表示できるかを表す値。この値が高いほど表示面積あたりの画素密度が高く、精細な表示が可能となる。例えば144ppiの液晶ディスプレイは、表示面の1インチ幅あたりに144個、面積1平方インチあたりに20,736個の画素を表示することができ、72ppiの機種に比べ長さあたりで2倍、面積あたりで4倍の密度で表現することができる。
一方、プリンタなどの装置では解像度の単位として、幅1インチあたりの点(ドット)の数を表す「dpi」(dots per inch:ドット毎インチ)が用いられることがある。
ディスプレイなどの場合はコンピュータ上の画像データの画素と表示装置上の表示素子が一対一に対応するためppi値もdpi値も同じだが、プリンタなどは品質を安定させるため装置が印刷する微細な点をたくさん集めて一つの画素を表現することがあり、ppi値がdpi値の数分の一となる。
例えば、1600dpiのプリンタが一つのピクセルを縦横4つずつ、16のドットの集まりとして表現する場合、その画素密度はdpi値の1/4の400ppiとなる。イメージスキャナにはこのような事情はないため、ディスプレイなどと同じようにdpiはppiは同義である。
(2022.7.25更新)