rpm 【revolution per minute】 rotation per minute / 回転毎分 / 回転/分 / krpm / kilo-rpm
概要
rpm(revolution per minute)とは、回転する物体などが1分間に何回転するかを表す単位。1rpmは1分間あたり1回転することを表す。1000倍(毎分1000回転)した単位を「krpm」(キロrpm)という。機械に含まれる回転装置が1分間に何回転するかを表す単位として用いられる。自動車のエンジンなどで馴染み深いが、IT分野ではハードディスクなど回転する円盤状の記憶媒体にデータを記録する記憶装置の性能指標の一つとしてよく用いられる。
こうした記憶装置では、軸を中心に薄い円盤状の記憶媒体(ディスク)を高速で回転させ、可動式アームの先端にあるヘッド(光学ドライブでは光ピックアップ)を接近させて信号の読み込みや書き込みを行う。高速に回転できる装置ほどデータの読み書きができ、ハードディスク装置では5400rpmや7200rpm、10800rpmなどの製品がよく知られる。
回転が高速な場合には、1000倍を表す単位の接頭辞「キロ」(kilo)を付け、毎分1000回転を「1krpm」(kilo-rpm)として表す場合もある。5400rpmは5.4krpm、7200rpmは7.2krpmと表される。周期的な現象の頻度を表す単位には、毎秒1回を表す「Hz」(ヘルツ)もあるが、これは秒を基礎とするため1rpm=1/60Hz、1Hz=60rpmという関係になる。
(2024.1.15更新)