kB/s 【kilobytes per second】 キロバイト毎秒

概要

kB/s(kilobytes per second)とは、データ伝送速度の単位の一つで、1秒間に何千バイト(何キロバイト)のデータを送れるかを表したもの。毎秒1000バイト(1キロバイト)のデータを伝送できるのが1kB/sである。

「k」(キロ)はSI単位系で1000倍を表す接頭辞で、「B/s」(bytes per second:バイト毎秒)の1000倍を表す単位であるためこのように呼ばれる。kB/sの1000倍を表す単位は「MB/s」(Megabytes per secondメガバイト毎秒)という。

データ伝送速度の単位としては、1秒間に伝送できるビット数を意味する「bps」(bits per secondビット毎秒)もよく用いられるが、8ビット1バイトなので、1kB/sは8kbps(8キロバイト毎秒)に相当する。

KiB/s (キビバイト毎秒)

ITの分野では10のべき乗より2のべき乗のほうが扱いやすいことがあるため、「k」と小文字で書いた場合は1000B/sを表し、「K」と大文字で書いた場合は1024B/sを表すと使い分けている場合もあるが、あまり一般的な用法ではなく、大抵の場合はいずれも1000B/sの意味である。

また、IEC国際電気標準会議)では接頭辞「k」は度量衡など他の単位と同じように1000倍のみに用い、1024倍を表す場合は1024倍を表す場合は「Ki」(Kibi-:キビ、kilo-binaryの略)という専用の接頭辞を用いて「KiB/s」(Kibibytes per second:キビバイト毎秒)という単位を使うよう勧告している。

(2023.8.23更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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