Tbps 【terabits per second】 テラビット毎秒

概要

Tbps(terabits per second)とは、データ伝送速度の単位の一つで、1秒間に何兆ビット(何テラビット)のデータを送れるかを表したもの。毎秒1兆ビット(1テラビット)のデータを伝送できるのが1Tbpsである。

「T」(テラ)はSI単位系で1兆倍を表す接頭辞で、「bps」(bits per secondビット毎秒)の1兆倍を表す単位であるためこのように呼ばれる。Tbpsの1000分の1は「Gbps」(ギガビット毎秒)、1000倍は「Pbps」(ペタビット毎秒)という。

データ伝送速度の単位としては、1秒間に伝送できるバイト数を意味する「bytes/s」(バイト毎秒)もよく用いられるが、8ビット1バイトなので、1Tbpsは125GB/s(125ギガバイト毎秒)に相当する。

Tibps (テビビット毎秒/ティービビット毎秒)

bpsの240倍を表す単位として「テビビット毎秒」あるいは「ティービビット毎秒」(Tibps:tebibits per second)がある。「テビ」あるいは「ティービ」(tebi)は “tera-binary” (テラバイナリ)の略で、240倍を表す接頭辞である。

IT分野では2の累乗の方が扱いやすい場面があるため、「テラ」は1012倍と240倍の意味が混在して混乱していた。そこで、IEC国際電気標準会議)が240倍のみを意味する接頭辞としてテビ/ティービを制定し、テラは本来の定義通り1012倍のみを表すよう勧告している。

(2023.8.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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