読み方 : アープコマンド
arpコマンド【arp command】
概要
ARP(Address Resolution Protocol)は同じLAN内のホストのIPアドレスとMACアドレスの対応関係を調べる通信規約(プロトコル)で、調査結果は一定期間、ARPテーブルに保存される。arpコマンドはこのARPテーブルの操作を行うことができる。
オプションなし、あるいは「-a」オプションで起動すると、ARPテーブルの現在の内容が一覧表示される。各IPアドレスについて、対応するMACアドレス、静的と動的の別などが表示される。「-s」オプションで手動で対応関係を追加したり、「-d」オプションで強制的に対応関係を削除することができる。
複数のネットワークインターフェースを装着している場合はどれを対象とするか指定することができる。UNIX系ではさらに、「-v」オプションで一覧の詳細表示、「-f」オプションで指定したファイルから対応関係を取り込みなどの機能も利用できる。
(2021.8.26更新)
主なLinuxコマンド
主なWindowsコマンド
「arpコマンド」の関連用語
資格試験などの「arpコマンド」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平30春 問33】 LANに接続されているプリンタのMACアドレスを,同一LAN上のPCから調べるときに使用するコマンドはどれか。ここで,PCはこのプリンタを直前に使用しており,プリンタのIPアドレスは分かっているものとする。
