ユニキャストアドレス【unicast address】

概要

ユニキャストアドレスとは、ネットワーク上の所在地を表す情報であるアドレスの種類の一つで、ただ一つの特定の機器(ノード)を表すもの。一対一のユニキャスト通信で用いられ、送信元から指定された単一の宛先にのみデータが届く。
ユニキャストアドレスのイメージ画像

ネットワーク通信では、データをどの機器に届けるかを示す「アドレス」が必要となる。ユニキャストアドレスはアドレスの種類の一つで、ネットワーク内の特定の機器を一意に識別する。機器内に複数のネットワークインターフェースLANポートなど)がある場合は、それぞれが独立したユニキャストアドレスを持つ。ネットワーク上の機器は受信したパケット宛先アドレスを参照し、自身に割り当てられた値と一致する場合にのみ受信処理を行う。

アドレスの種類はユニキャストアドレス以外にも、同じネットワーク上のすべての機器をまとめて指し示す「ブロードキャストアドレス」、特定の複数の機器をまとめて指し示す「マルチキャストアドレス」などがある。また、IPv6では複数の機器が同一アドレスを共有しつつ、送信者から最も近い機器にだけデータが届く「エニーキャストアドレス」という仕組みも用意されている。

IPアドレスの場合、IPv4では特定の用途に予約された範囲を除く通常のアドレスがユニキャストアドレスとして扱われる。IPv6では、インターネット上で一意に識別される「グローバルユニキャストアドレス」と、同一ネットワークセグメント内でのみ有効な「リンクローカルユニキャストアドレス」に分かれる。ルータは宛先のユニキャストアドレスをもとに経路表を参照し、パケットを適切な方向へ転送する。

(2026.4.29更新)
 

他の辞典等による「ユニキャストアドレス」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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