IPアドレスプール 【IP address pool】 DHCPアドレスプール

概要

IPアドレスプール(IP address pool)とは、DHCPなどで動的IPアドレスを割り当てたり利用したりするために、固定的な割り当てをわないと決められたアドレスの範囲のこと。

一時的な利用のためのIPアドレス連番で予約したもので、新たに接続した端末などから割り当て要求がわれると、この中で現在使用していないものが選ばれて提供される。利用が終わったアドレスプールに返却され、次の割り当て要求に備える。

家庭や企業などでプライベートIPアドレスローカルIPアドレス)を運用する際、個別に固定的にIPアドレスを設定する必要がない機器に対しては、IPアドレスプールからDHCPなどで接続時にアドレスを自動的に割り当てることが多い。プライベートアドレス用に予約された「192.168.」で始まるアドレス領域がよく用いられる。

インターネット接続では、インターネットサービスプロバイダISP))が利用者グローバルIPアドレスを割り当てる際、固定IPアドレス契約ではない顧客に対してはIPアドレスプールから接続時に空いているものが割り当てられる。

(2020.5.9更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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