CIDR表記 【CIDR notation】 プレフィックス表記

概要

CIDR表記(CIDR notation)とは、IPアドレス(IPv4アドレス)の範囲を表記する方法の一つで、「192.168.1.0/24」のように「先頭アドレス/ネットワーク部ビット数」という形式。

現在のインターネットでは、32ビットIPv4アドレスのうち、前半何ビットネットワーク部で、後半何ビットホスト部なのかはネットワークごとに異なっており(CIDR)、ネットワーク部を表す部分のビットを「1」としたサブネットマスクが用いられる。

例えば、198.51.100.0~198.51.100.255までが一つのネットワークである場合、先頭から24ビットまでがネットワーク、残り8ビットホストを表しており、サブネットマスクは「11111111.11111111.11111111.00000000」(255.255.255.0)となる。これを「198.51.100.0/24」のように表記したものがCIDR表記となる。

先頭のアドレスと末尾のアドレスで範囲を表す場合に比べ、そのネットワークのサイズやサブネットマスクに何を指定すればいいのかが分かりやすいという利点がある。

(2021.11.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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