xrdp

概要

xrdpとは、Windowsのリモートデスクトップ接続に用いられるRDP(Remote Desktop Protocol)のサーバ機能をLinux向けに提供するサーバソフトウェア。オープンソースとして公開されている。

RDPサーバの画面をクライアントに転送して操作を受け付けるリモートデスクトップを実現するプロトコル(通信規約)の一つで、米マイクロソフト(Microsoft)社が開発し、同社のWindowsのリモートデスクトップ機能で標準的に利用されている。

xrdpはRDPサーバ側の機能をLinux向けに実装したもので、Windows標準および他社のRDP対応リモートデスクトップクライアントから接続してLinuxサーバを遠隔操作できるようになる。

米ニュートリノラボ(Neutrino Labs)社が開発したソフトウェアで、Apache Licenseに基づいてオープンソースソフトウェアとして公開されている。リモートデスクトップサーバのVNCの機能を利用しているため、利用にはVNCの導入が必須となる。

(2021.2.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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