開発【development】デベロップメント
概要

ITにおける開発とは、特定の目的を達成するための技術や仕組み、ソフトウェア、機器、それらを組み合わせたコンピュータシステム、サービスなどを、企画から設計、構築、試験、導入まで作り上げる行為や事業のことである。
既存の対象に手を加えて機能や性能を向上させることも含まれ、個人が手がける小規模なものから、多数の技術者が参加する大規模なプロジェクトまで、その形態は様々である。対象は業務システムやWebサービス、スマートフォン向けアプリケーション、組み込みシステム、クラウド基盤など、様々なものに及ぶ。
開発を行う個人や組織は「開発者」(デベロッパー)と呼ばれる。ソフトウェア企業やITサービス企業のように専門的に手掛ける企業もあれば、製造業や金融機関、小売業などの事業会社が自社の業務を支えるシステムの開発を自ら行う場合もある。企業内では科学・技術の研究と一体的に扱われ、組織や予算の枠組みでは「研究開発」(R&D:Research and Development)として括られる場合も多い。
ソフトウェアは、ハードウェアと異なり完成後でも内容を変更しやすい性質を持つ。このため、新しい製品を作り出す「新規開発」のほか、公開済みのソフトウェアの不具合修正や機能追加を行う「保守開発」、既存の製品を基に別の用途や仕様向けの製品を作り出す「派生開発」なども行われる。利用環境や利用者の要求は完成後も変化するため、継続的な改修は開発全体の中でも大きな比重を占めている。
情報システムの開発工程の進め方には、計画から要件定義、設計、実装、テストを順に進める「ウォーターフォール型」と、短期間で設計から実装、テストを繰り返す「アジャイル型」がある。また、開発工程と運用工程を連携させる「DevOps」という考え方も普及している。体制としては、自社の従業員のみで行う「内製」と、専門の開発会社やフリーランスエンジニアに委託する「外部委託」がある。ソースコードを公開して不特定多数の開発者が改良を進めるオープンソース開発という形態も存在する。
関連用語
他の辞典等による「開発」の解説 (外部サイト)
本ページを参照・引用している文書・論文など (外部サイト)
- 日本デザイン学会 第60回研究発表大会「企業ウェブサイトにおけるデザイン最適化に関する研究-その6(ユーザ体験)
」(PDFファイル)にて引用 (2013年6月)