読み方 : エルパー
LPAR【Logical Partitioning】論理区画
LPARとは?

物理サーバのCPU、メインメモリ、I/Oデバイスといった資源をファームウェアまたは専用のハイパーバイザーが管理し、複数の論理区画に分割して割り当てる。「LPAR」はこの技術の名称でもあり、分割された区画の名称でもある。各LPARは互いに独立した環境として動作するため、一つのLPARで障害が発生しても他のLPARには影響が及ばない強固な分離性を持つ。
実装例として、米IBM社のメインフレーム(IBM Zシリーズ)の「PR/SM」や、同社のPower Systemsシリーズにおける「PowerVM Hypervisor」などがある。米HPE社のSuperdomeシリーズなどのミッションクリティカルサーバや、米オラクル(Oracle)社のSPARCサーバ製品にも同様の仕組みが実装されている。
ソフトウェアにより実装された仮想マシン(VM)と比べると、LPARはハードウェアに直接組み込まれた仮想化機構を利用するため、オーバーヘッドが小さく性能と信頼性が高い。また、CPUリソースを需要に応じて動的に増減する「動的LPAR」(DLPAR:Dynamic LPAR)機能を持つ製品もあり、稼働中のシステムを停止せずにリソースの再割り当てを行うことができる。金融業など高い可用性が求められる基幹業務システムで広く採用されている。