Citrix Virtual Apps 【Citrix XenApp】 Citrix Presentation Server
概要
Citrix Virtual Apps(Citrix XenApp)とは、米シトリックス(Citrix Systems)社のソフトウェア製品の一つでサーバコンピュータ上で動作させているアプリケーションソフトの画面をネットワークを通じて端末にリアルタイムに配信するシステム。いわゆるリモートデスクトップの一種で、サーバ上でWindowsなどのオペレーティングシステム(OS)を起動し、画面データをネットワークを通じてクライアントに転送し、利用者がクライアントのキーボードやマウスなどを通じて操作する。
端末側では画面出力と利用者による操作・入力のみを行い、実際に操作しているアプリケーションのプログラムやデータの実体は存在せず、すべてサーバ側に置かれている。
仮想マシン(VM)用いたデスクトップ仮想化(VDI)とは異なり、サーバ上で稼働しているOSやアプリケーションの実体は一つである。複数の利用者がそれぞれログインして個別にデスクトップ画面を呼び出して操作することはできるが、システム設定やアプリケーション、ストレージ(外部記憶装置)などは共有となる。
バージョン3までは「MetaFrame Presentation Server」という名称だったが、バージョン4で「Citrix Presentation Server」に、バージョン5で「Citrix XenApp」に、2018年11月の「1811版」(従来のバージョンに代えて年・月ベースの番号に切り替わった)から「Citrix Virtual Apps」に改称された。
(2019.9.11更新)