ホットアド 【hot add】

概要

ホットアド(hot add)とは、コンピュータ仮想化ソフトなどの機能の一つで、稼働中の仮想マシン(VM)を停止せずにCPUメモリなどのハードウェア資源を追加すること。

仮想マシンが占有する物理コンピュータ上の資源を動的に変更できる機能で、使用するCPUの数を増やしたり、メモリ領域を増やしたりすることができる。利用するにはハイパーバイザVMM)とゲストOSの両方が対応している必要がある。

ホットリーブ (hot remove)

ホットアドとは逆に、仮想マシンを稼働させたままCPUメモリなどの資源を動的に減らす操作を「ホットリムーブ」という。

ソフトウェアの実行状態に影響を及ぼさずに資源を差し引く処理は高度で困難なため、ホットアドには対応するがホットリムーブはできない環境もある。ホットアドとホットリムーブを合わせて「ホットプラグ」と呼ぶこともあるが、この用語は仮想環境だけでなく物理的な装置の(通電状態における)着脱についても用いられる。

(2020.6.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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