ifconfigコマンド 【interface configuration】

概要

ifconfigコマンド(interface configuration)とは、UNIX系OSで広く利用されるコマンドの一つで、ネットワークインターフェースの設定の変更や表示をうもの。

コンピュータに装着されたEthernetポートなどのネットワークインターフェースIPアドレスサブネットマスクなどの情報を設定したり、現在の設定値や動作状況を取得して表示することができる。

OSによって書式やオプションは異なるが、おおむね「ifconfigコマンド オプション インターフェース名 パラメータ」という形式で指定する。例えば、「ifconfigコマンド -a」ですべてのインターフェースの現在の設定を表示、「ifconfig eth0 192.168.1.1 netmask 255.255.255.0」でeth0にIPアドレス 192.168.1.1 とサブネットマスク 255.255.255.0 を設定といった具合である。

Linuxではifconfigコマンドはnet-toolsパッケージの一部として提供されてきたが、現在では使用は非推奨となっており、多くのディストリビューションではデフォルトで導入されない。代わって、iproute2パッケージに含まれるipコマンドがよく利用されている。Windowsでは似た機能を提供する標準のコマンドとして「ipconfig」が用意されており、macOSMac OS X)ではifconfigコマンドとipconfigが両方提供される。

(2021.6.16更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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