システム管理 【system administration】

概要

システム管理(system administration)とは、企業などの組織内での業務の一つで、情報システムの管理・運用うもの。システムが提供する機能やサービス利用者が適切にアクセス可能な状態を維持する。

システムを構成するコンピュータネットワーク機器、配線などの資機材やソフトウェアの手配・設置、初期設定などの導入作業、稼働開始後の監視や運用、点検や消耗品交換などの日常的なメンテナンス、故障などが発生した際の原因究明や復旧利用者からの問い合わせや要望の受付(ヘルプデスク)などの業務が含まれる。

組織内でシステム管理を担う職掌および担当者を「システム管理者」(system administrator)という。大きな組織では専門の部署(情報システム部門システム管理部門)が組織されるが、中小企業など小さな組織では総務部門などの職掌の一部とされたり、専任者が少数またはいない場合もある。

組織内でシステムを扱う業務には、情報システムの導入や更改のためのシステム企画やシステム開発などもある。同じ部門や担当者がシステム管理と企画・開発などを兼任する場合もあるが、大きな組織では開発を外部の事業者に発注することが多く、小さな組織では自社で開発わずパッケージ背品の購入で済ませることが多い。

(2023.11.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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