ワークロード【workload】
ワークロードとは?

稼働中のコンピュータにかかる負荷の度合い、すなわち実行中のソフトウェアによって処理能力が占有される割合をワークロードと呼ぶことがある。CPU使用率やメモリ使用率、ストレージへの読み書き量、ネットワーク通信量などの総体として表され、各リソースが最大容量に対してどの程度利用されているかを示す。システムの設計や運用では、想定される最大負荷を予測して適切な性能の機器を用意する「ワークロードの見積もり」が重要となる。
ワークロードは負荷の大きさだけでなく、システム上で実行される処理そのものを意味する場合もある。Webサーバによるページ配信、データベースによる検索処理、AIモデルによる推論処理など、それぞれ異なる特性を持つ処理群を個別のワークロードとして扱う。必要とする計算資源や応答時間の要件が異なるため、システム設計や性能評価ではワークロードの性質を分析することが求められる。
仮想化の分野では、仮想マシン上で稼働するソフトウェア環境全体をワークロードと呼ぶことがある。オペレーティングシステム(OS)やミドルウェア、アプリケーションソフト、データを含む実行状態の一体的な環境を指す。個別のアプリケーションの実行イメージを意味する場合もある。
この意味でのワークロードは、仮想マシンイメージやコンテナイメージなどの形で物理的なハードウェアから切り離されたデータ集合として記録・保存することができる。物理サーバ間やクラウド間で実行状態のまま移行させることも可能である。「ワークロードをクラウドへ移行する」といった表現はこうした性質を反映している。