RDM 【Raw Device Mapping】 Rawデバイスマッピング / パススルーディスク / pass-through disk

概要

RDM(Raw Device Mapping)とは、仮想化環境において仮想マシンから物理的なストレージ装置に直接アクセスしてデータの読み書きをうこと。

仮想マシンストレージを利用する場合、通常は仮想化ソフト側が用意したVMFSパーティションなどの仮想ディスクが割り当てられるが、RDMでは物理環境と同じように仮想マシン上のシステムが指定のストレージ装置を直接読み書きすることができる。

仮想化ソフトの管理下にないため、スナップショットの取得などはできないが、逆に、ストレージ側で独自にバックアップを取ったり別のシステムと連携したい場合などには、仮想ファイルシステムとして管理される場合よりもやりやすい。性能面でもメリットが大きい。

小規模環境ではコンピュータ内のローカルディスクなどを対象にわることもあるが、大規模環境ではiSCSIFibre Channelで接続されたディスクアレイ上のLUNLogical Unit Number)単位で領域の割り当てがわれることが多い。

(2020.9.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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