コントロールプレーン 【control plane】 制御プレーン / C-Plane / 管理プレーン
概要
コントロールプレーン(control plane)とは、制御情報とデータの伝送路が分かれているような機器やネットワークで、制御情報を送受信するための伝送経路。また、そのような経路を用いて実現される制御機能。スイッチングハブやルータなどのネットワーク機器の内部構造、あるいはSDNやクラウドシステム、クラスタシステムなどのネットワークで用いられる概念で、要素間で制御情報を送受信し、設定や監視、指示の伝達などを行うための伝送路を指す。
システムによって具体的な働きは異なるが、例えば、伝送するデータの転送先や経路選択などの処理を行ったり、中央の制御システムと末端システムの間で指示の伝達や状況の報告を行ったり、システム内の資源の管理や操作などのために用いられる。
一方、機器内やネットワーク内の要素間で実際にデータを伝送する経路のことは「データプレーン」(data plane)あるいは「フォワーディングプレーン」(forwarding plane)という。コントロールプレーンとデータプレーンを分離することにより、管理機能の一元化や集中化、制御機能の切り離しによる安全性の向上などの効果が見込める。
(2023.1.15更新)