エポックミリ秒 【UNIX time in milliseconds】 epoch milliseconds

概要

エポックミリ秒(UNIX time in milliseconds)とは、エポックミリ秒コンピュータにおける日時の表現形式の一つで、主にUNIX系OSで用いられるUNIX時間をミリ秒単位で表したもの。特定の日時を協定世界時(UTC)1970年1月1日午前0時ちょうどからの経過ミリ秒数で表す。

LinuxなどのUNIX系OSでは、システム内での日付・時刻の標準の表現方式として、1970年1月1日午前0時0分0秒(これを「UNIXエポック」という)からの経過秒数を意味する整数で表す「UNIX時間」(UNIX time)を採用している。

現代のコンピュータは秒より短い単位で時間を計測、カウントする回路を内蔵しているため、システムの種類やプログラミング言語によっては、UNIX時間の桁数を拡張してより細かい時間で表す場合がある。ミリ秒(1000分1秒)単位で表したものをエポックミリ秒と呼び、JavaJavaScriptなどで採用されている。

内部的なデータ型としては64ビット符号付き整数型int64)を用いる場合が多く、UNIXエポックの約922京ミリ秒前から約922京ミリ秒後までを表すことができる。これはおおよそ紀元前2億9653万年頃から紀元2億9653万年頃までに相当する。

(2024.7.2更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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