PAM 【Pluggable Authenticaton Module】
概要
PAM(Pluggable Authenticaton Module)とは、LinuxなどのUNIX系OSで、各アプリケーションから共通の認証方式を利用できるようにする仕組み。OS標準のユーザー認証をアプリケーションから利用することができる。認証機能を独立したモジュールとして管理し、アプリケーションから共通のAPI(Application Programming Interface)を介してアクセスすることができる。ネットワークを通じて外部から接続して利用する様々なサービス(デーモン)は認証にPAMを利用することで、自前で認証機能を実装したり、システムごとに認証部分を作り変えたりする必要がなくなる。
標準ではシステムの /etc/passwd や /etc/shadow の情報を利用してOSに登録されたユーザーの認証をアプリケーションから実施することができる。モジュールを追加することでシステム標準とは別の何らかのユーザー登録・認証方式を追加することもできる。
(2021.11.11更新)