Visual Studio Code 【VSCode】 VSC
概要
Visual Studio Code(VSCode)とは、コンピュータプログラムの記述・編集を行うためのコードエディタの一つ。米マイクロソフト(Microsoft)社が開発し、オープンソースソフトウェアとして公開している。ソフトウェア開発者がプログラミング言語を用いてソースコードを記述するためのテキストエディタで、検索、置換、複製といったエディタとしての基本的な機能に加え、シンタックスハイライトやコード補完(IntelliSense)、コードスニペットの登録と呼び出し、コードのリファクタリング(一括変更)など、コード記述を補助する様々な支援機能を備えている。
「コマンドパレット」というキー入力による機能呼び出し、設定ファイルによる機能や表示の柔軟な変更(カスタマイズ)、同社や第三者の開発した機能拡張の取得と導入にも対応しており、開発者が自身に適した開発環境を整えることができるようになっている。
また、デバッガ連携、内蔵Git、GitHub連携などの開発支援機能も利用でき、標準の拡張機能である「Remote Development Extensions」を追加することで、SSHやDockerコンテナ、Windows Subsystem for Linux(WSL)などのリモート環境に接続して直接開発することができる。
標準の対応言語はJava、C#、JavaScript、TypeScript、C++言語、Python、Ruby、Perl、PHP、F#、SQL、Rust、Visual Basic、C++言語、Objective-C、Swift、R言語、Go言語など多岐に渡るが、言語によって利用可能な支援機能に差がある。
狭義のプログラミング言語だけでなく、HTMLやXML、Markdownなどのマークアップ言語、CSSやSaSS、LESSなどのスタイル言語、JSONデータの編集、WindowsバッチファイルやINIファイル、makeファイルの編集などにも対応する。
初版は2015年に発表され、WindowsやmacOS、Linuxなどに対応する。ソースコードはMITライセンスに基づいてオープンソースとして公開されている。「Visual Studio」という同社のWindows向けソフトウェア開発ツールのブランド名を冠しているが、Windows向け開発に留まらず様々な環境で広く利用されている。