SCP 【Supply Chain Planning】 サプライチェーンプランニング

概要

SCP（Supply Chain Planning）とは、製造業などの企業で、原材料の仕入れから製品の出荷に至るまでのモノの流れ(サプライチェーン)について、各段階の計画を策定すること。また、そのための情報システムやソフトウェア(SCPシステム)。

一つの商品の生産や流通に関わる複数の企業間で生産や在庫、販売、物流などの情報を共有し、原材料や部材、製品の流通の全体最適を図る管理手法を「SCM」（Supply Chain Management：サプライチェーンマネジメント）という。

その中枢となる計画系の業務およびシステムがSCPで、需要予測や生産計画の策定、調達や流通、在庫、生産、配送などの計画の最適化などを行う。各段階に携わる企業や部門は計画に基づいて行動することにより機会損失や過剰在庫の回避、リードタイムの短縮、効率化やコスト削減を進めることができる。

SCPで立案された計画を実現するため、現場での業務を管理・支援する実行系システムを「SCE」（Supply Chain Execution：サプライチェーン実行管理システム）と呼ぶことがある。SCPもSCEも単体で用いることは少なく、SCMのプロセスおよびシステムの一部を構成することが多い。

(2024.3.14更新)

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この記事の著者 ： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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