マウントポイント 【mount point】 /mnt

概要

マウントポイント(mount point)とは、主にLinuxなどのUNIX系OSファイルシステムで、新たに追加したストレージ装置などにアクセスできるように仮想的ディレクトリとして登録したもの。

UNIX系OSファイルシステムではコンピュータ上の資源を最上位のルートディレクトリ「/」に連なるディレクトリの階層構造で管理する。ストレージを新たに接続したり装置内のメディア記憶媒体)を入れ替えたりした場合、そのままでは装置にアクセスすることはできず、ディレクトリの一種としてファイルシステムに追加する操作が必要となる。

この操作を「マウント」(mount)と呼び、通常はルートディレクトリ内の一つのディレクトリとして、指定したディレクトリ名で登録される。この追加したストレージを表すディレクトリのことをマウントポイントという。

例えば、システム上で「/dev/sdb1」として認識された新しいハードディスクを「/mnt」ディレクトリとしてアクセス可能にするには「mount /dev/sdb1 /mnt」のようにコマンドを発行する。以降は /mnt に続けてディスク内のパスを指定すれば内部のディレクトリファイルを読み書きできるようになる。この例では「/mnt」がこの装置のマウントポイントとなる。

(2020.9.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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