アタッチ 【attach】
概要
アタッチ(attach)とは、付着する、帰属する、取り付ける、添付する、加える、所属させる、などの意味を持つ英単語。名詞形は「アタッチメント」(attachment)、対義語は「デタッチ」(detach)。ITの分野では、システム上で何らかの主体に対象を取り込んで有効にする動作や操作などをこのように呼ぶ。仮想化システムやクラウドサービスでは、ストレージ装置や記憶領域など、ハードウェア資源を特定の仮想化環境に追加して利用できるようにすることをアタッチということがある。
ソフトウェア開発において、デバッガなどが実行中のプログラム(プロセス)を監視・制御の対象にすることを「アタッチする」という。アタッチしたプログラムは実行状態を逐一記録して処理を追跡することができるようになる。
データベース管理システム(DBMS)などで、そのシステムの扱うことのできる形式のデータベースファイルを管理下に置くことをアタッチという。他のサーバから複製したファイルをデータベースとして利用可能にする際などにこの処理を行う。
メールにファイルを添付することを「アタッチする」ということがある。また、添付ファイルを「アタッチメント」(または「アタッチメントファイル」)と呼ぶ場合がある。
(2019.6.24更新)