デタッチ【detach】
概要
デタッチという用語は、対象となる機器やデータ、プログラムによって具体的な操作は異なるが、いずれも何らかの主体との関連付けや管理関係を解除するという意味で用いられる。物理的なケーブルの抜き差しを伴わない論理的な切断処理であることが多く、システムを停止させずに構成を変更する手続きとして用いられる。
仮想化環境のデタッチ
仮想化システムやクラウドサービスでは、仮想マシンに割り当てていたストレージボリュームやネットワークインタフェースを切り離す操作をデタッチと呼ぶ。切り離したリソースのデータはそのまま保持されるため、別の仮想環境へ付け直して再利用したり、保守・移行作業の際に構成を組み替えたりする目的で利用される。
デバッガからのデタッチ
ソフトウェア開発の場面では、デバッガが監視・制御の対象としていた実行中のプロセスを監視下から外す操作をデタッチと呼ぶ。デタッチ後もプログラムの実行は継続し、デバッガだけが切り離された状態となる。プロセスを停止させることなく調査や検証を終了したい場合などに使われる。
データベースのデタッチ
データベース管理システム(DBMS)では、管理下に置いているデータベースファイルをシステムから切り離す操作をデタッチという。デタッチ後のファイルは通常のファイルとして扱えるため、別のサーバへの移送や複製・配布に利用できる。逆に、ファイルの状態で入手したデータベースをシステムの管理下に登録する操作は「アタッチ」という。SQL ServerやSQLiteなど、ファイルベースのデータベース製品でよく用いられる概念である。
(2026.6.17更新)
