ワンライナー 【shell one-liner】

概要

ワンライナー(shell one-liner)とは、1コマンドの組み合わせやスクリプトで何らかの特定の機能や処理を実装したもの。オペレーティングシステム(OS)のシェルコマンドプロンプトから実行できる。

LinuxなどのシェルWindowsコマンドプロンプトWindows PowerShellは複数のOSコマンド実行ファイルを組み合わせて連続的に実行できるパイプラインリダイレクトの仕組みがあり、わずか1コマンドの組み合わせでも複雑な処理を実行することができる。

例えば、LinuxなどのUNIX系OSシェルで「cat ファイル名 | sort | uniq」と3つのコマンドパイプで組み合わせて実行すると、ファイル名で指定されたテキストファイルcatコマンドで読み込み、sortコマンド辞書順並べ替え、uniqコマンドで重複行を除いて表示する。数字や単語のリストから重複のない一覧を作りたい場合などに使うことができる。

また、PerlRubyPythonなどのスクリプト言語には、インタプリタ実行ファイル引数としてプログラムコードを渡して即座に実行させる機能があり、これを利用して1スクリプトで特定の機能を実装したものをワンライナーと呼ぶこともある。標準コマンドの組み合わせでは難しい高度な処理もプログラミング言語の機能を利用して実現することができる。

(2024.7.2更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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